神々の末路


「ガーゴイル」、「ミカエル」、この二つの共通点(翼がはえている以外でです)を知っている方は居ますか?
すぐに「元神」と答えられるのはそんなに多くは居ないでしょう
これは、「キリスト教」以前の話しなので、あまりにも古いネタなのかもしれません
新興宗教が、信者を集めるためにまずする事はなんでしょうか、「奇跡をおこす事」?、それとも「多大な寄附をする事」?……いいえ、「既存の宗教の神を取り込む事」から始めます
キリスト教、イスラム、ユダヤ教、神道、古神道……みんなやっている事ですが、中でも楽しいのはユダヤ教系(ユダヤ教・キリスト教・イスラムの3つをまとめてこう呼ぶ事とします)です聖地がエルサレムである事はよく知られていますし、「聖人」を「預言者(予言者ではない)」と呼ぶのも共通しています
つまり、アッラー・エホバ・ヤーヴェは同一であると言えるわけですが、同一の神を信仰しながらお互いを悪魔信仰者と思う精神がたまらなく面白いと思いませんか
まあ、私の中では「神=悪魔」なので、別に変だとは思いませんが、変だと思う人はたくさん居るんでしょうね
他の宗教を取り込むさい、他の宗教の信奉者達をどう扱うかが、その宗教の特色となります
たとえば、キリスト教の場合は、「魔女(「魔女」とは言っても「女性」だけではないが)」とか「サタニスト」と蔑みました、日本では「土蜘蛛」や「クマソ」……、他にも捜せば色々と出てくると思いますが、あまり悪い部分だけを集めても、胸がムカツクだけでしょうし、これくらいにしときますが、「神々の末路」は大概において良いものではないという事がわかるでしょう
まあ、これがわかったからといって、世の中に何か役に立つ事があるかと問われれば、何もないと答えるしかないのですけど、無駄な知識を手に入れるのもたまには良いという事で……