ジャンヌ・ダルク


歴史上での(ある意味での)成功者というのは結構脚色されていますが、脇役と呼ばれる人達はあまり脚色されていません
したがって、それら脇役の人達を基準にして見て行けば、少し精確な形で見えてくるかと思います
って事で、今回のタイトルは「ジャンヌ・ダルク」ですが主役は「ジル・ド・レー」です
 

さて、ジル・ド・レーといえば稚児趣味で、サディストであったとして有名です
サディストの部分は元々あったと言われていましたし、稚児趣味であったのも元々だったようです
彼が”聖戦”に赴いたのは、人を切り裂くという快楽のためだったのかもしれません
”聖戦”の間、彼が稚児趣味を発していたという話しは聞かないので、少なくとも見ているだけで、その欲望を満足させられるモノが傍にあったと思われます
では、その欲望を満足させられるモノとはなんだったのでしょう
そう、ジャンヌ・ダルクです
稚児趣味を、(一時とはいえ)止められる容姿であった事は、想像し易いと思います
したがって、”聖少女”というよりは”聖少年”といった方が正しい容姿であるような気がします
もしくは、”両性皆無”を地で行っていたのかもしれません
さらに、悪夢を見るために予想の域を広げて行きましょう
少年の様な容姿だとしたら、胸はあまりなく(むしろ平らかもしれません)髪もあまり長くはないでしょう
「見かけ上では少しわんぱくぎみな少年」、それが”聖少女”に与えられるもっとも正しい形容ではないでしょうか
もしも、そうではなく「美少女」であったら、ジル・ド・レーの行動はもっと面白い事になっていたでしょう(私としてはそういう方をむしろ望みますが……)
これは、性別を超越した姿であっても同じ事でしょう