人は他人と比べる事によって現在の自分を確定する
したがって、他人の居ない世界では自分というモノを確定できない
例えば、「〜より背が高い」とか「〜より勝れている」とか相対的なモノを含めて、順位とかも他人が居ないと判断できない
最近の流行りらしい徒競走の能力順による振り分けは、善意的な解釈をすれば「ほぼ同一の者達同士で鎬を削らせる事によって少しずつレベルをあげさせられる」のでいいのかもしれませんが、悪意的な解釈をすれば「レベル別けによって差別する事により『〜より勝れている』という意識を増大させる」事になります
まあ、こういう所は人間がまだ動物であるという証明でもあるので問題はないのですが、それをいかにもそれが正義のような馬鹿な論理でオブラートをかけるのは人間が人間たる由縁でしょう