「奇妙にリアルな夢」は「前世の記憶」か


さて、今回から……じゃないな、「リインカーネイション」を含んだタイトルではなくなっていますが、同系列です(笑)
ではでは、本題へ入ります

前世の記憶が目覚めた理由としてよくあげられるのは、「奇妙にリアルな夢」でしょう
私は、先に書いてある通りそういう途中から目覚めた人間の言葉は信じていないので、少し斜めから見る事にしてみます
まずは、タイトルの通り「リアルな夢」を検証してみましょう
人間という生き物は大概の場合、一生に最低一度か二度はリアルな夢を見ているものです
「リアルな夢」というのは「五感の全てが現実と同じ様に機能する夢」だと定義した場合、それをすべて前世と結び付けるのはどうかと思います、たとえば「学校に遅れる夢」を見たとしましょう(妙に現実的な夢ですが、説明にこれほど適している夢はあまりないもので……)
夢の中の主人公を「天宮(つまりは「私」。ほかの名前にしないのは、使われてイヤな人も居ると思うからです)」とします
夢に出てくる人、物、動物、植物はすべて「天宮」が見た事があったり、知りあいだったりしたとします、これだけでかなりリアルになると思います
それに加えて「後一歩及ばず、遅刻する」というふうに脚色すれば、もうほとんど現実です
この状態で足らないのは、「味覚」「触覚」「聴覚」「嗅覚」です
ではその部分を脚色していきましょう、「味覚」「嗅覚」に関しては「朝食を食べる」という事でクリアできますし、「触覚」に関しては「柱の角に足の小指をぶつける(痛そうだ……)」だけでクリアできてしまいます、同様に「聴覚」は「朝の挨拶」でクリアできるのです
もし、この「遅刻する夢」が前世の記憶だとしたら、他人に自慢するでしょうか、少なくとも、私は自慢しないと思いますし、こんな日常生活によくあるような事を前世の記憶だと誰も思わないでしょう
そこで、私が言いたいのは、「奇妙にリアルだからその夢は前世の記憶である」という考え方が間違っている可能性があるという事です
どうしても「前世の記憶だ」と言いはりたいのならかまいませんが、それはここの「遅刻する夢」とほとんど同じであると言う事だけは理解していた方がいいような気がしますが、絶対に「それとこれとは違う」とか言うでしょうね、あの人達は……(どこが違うんだろう、そうか「ファンタジック」でないからか)